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スマート・エイジング・カレッジ

 
6月8日のカレッジの復習です。



一時限目

 「現代日本人の死生観」

 東北大学大学院文学研究科教授 鈴木岩弓先生



先生は宗教学、その中でも「宗教民族学」を専門としておられるそうです。

今回の講義も大変興味深くて面白かったです。

大変古い歴史のある雑誌「中央公論」にみる「死」に関する記事の取り扱いの

長年のわたる変遷と、近年の墓の形態の変化から現代の死生観の変化を探って

いきました。



雑誌から見る変化としては、戦争とか有名人の死とか、病院に対する不信感とか

癌、エイズ、脳死、看取り・・・など、様々な社会現象や社会問題と密接に

関わりながら死生観も変化しています。また近年の変化として興味深いな・・と

思ったのは、“私の死”とか“私は死をどうやって迎えたいのか”などの

一人称の「死」が戦後を境に急に増えてきたんだそうです。戦争の悲惨さを

目の当たりに経験したことで、一人ひとりが死について考えるようになったのだと

思います。そして今は自由に自身の死生観について語れる時代になっていますね。



次に墓に見る変化ですが、今は色々な形態のお墓があるんですね。

洋型の墓石、家紋が無いお墓、墓に刻まれる文字内容に宗教的な規制のない

もの(例えば故人の好きだった言葉や家族の故人に対する思いが書かれていたり)

など、多種多様です(あくまでも市民墓地ですが)

そのような変化からは、宗教離れ(仏教離れ)や、あの世よりも現世を大事にしようと

いう死生観の変化や、イエの一員としての死ではなく、私の死という一人称の

死生観、つまりイエ意識の希薄化が見てとれます。



そう言えば私は一人娘だったため、“お前は跡取り娘なんだから”と言い聞かされて

育ち、長男と付き合おうとしたものなら全力で阻止されたものです。

「どうして好きな人と結婚しちゃいけないの?」と私も泣きながら抗議したりした

こともありましたが、それに対する親の答えは

「お前が嫁に行ったら、誰が墓守するんだ!!」でした。 

今の時代はなかなか「墓守」って言わないですよね。

私の息子は一人っ子で、「僕は結婚なんてしたくない。子どもも嫌いだし・・・」と

言います。年頃になって好きな人でもできれば結婚したいと思うのかもしれませんが

しないならしないでいいと思ってます。私の両親は「子孫を残さないなんて

イエが潰れる・・絶対許せない!」という考えでしたが、今のところ私はそんな風に

思ったことはありませんし、両親には大変申し訳ないのですが、息子の代で墓守が

いなくなったとしても仕方ないんじゃないかな?と思っています。

私がもっと年をとったら、イエ意識も変わるのかもしれないし、やはり両親に対する

思いもあるので、これ以上言うのは止めておきます。

でもやはり、自分の取り巻く環境の中でさえも、たかだか40~50年の間に

死生観が変化しているのかもしれません。

なんだか脱線して私の個人的な話になってしまいまいました。



講義の最後の質問コーナーで、心に残る話がありました。

東日本大震災で最愛の家族などを亡くされたかたへの心のケアには、先生のような

宗教研究者、医師、臨床心理士など、それぞれの分野でそれぞれできることが

ありますが、遺族が一番知りたくて、でもどんな専門家にもわからないので知ることが

できないこと・・・例えば「亡くなった家族はどうなってしまったんだろう?」

「何処にいるんだろう?」「どんな思いで死んでいったんだろう?」という

疑問に答えが見いだせないことに苦しんでいる人が多いのだそうです。

そのような人に対しては、宗教家(布教が目的ではなく)の助けが必要とされている

そうです。



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まとめtyaiました【スマート・エイジング・カレッジ】

 6月8日のカレッジの復習です。一時限目 「現代日本人の死生観」 東北大学大学院文学研究科教授 鈴木岩弓先生先生は宗教学、その中でも「宗教民族学」を専門としておられるそうです。今回の講義も大変興味深くて面白かったです。大変古い歴史のある雑誌「中央公論」...
[2012/06/21 07:11] URL まとめwoネタ速neo





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