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植田紀江さん

5月の末の盛岡出張の際にお出かけした、岩手県立美術館。

お目当ては植田正治さんの写真展でした。



       写真 1 (1)



植田正治さんの写真は

いつの時代の写真でも新しくて、でもとても懐かしくて、

濃密な時間がそこに留まっている感じがします。




私が植田正治さんに興味をもったのは、

妻の紀江さんがとても気になる方だったからです。



私が正治さんと紀江さんのことを知ったのは、何年か前の『暮らしの手帳』ででした。

記事の内容は、今となってはしっかりと覚えているわけではないのですが、

紀江さんは・・・

写真家の正治さんを支える、しっかり者の良い奥さん

そして優しいお母さん。

正治さんはとても紀江さんを愛していたみたいです。

撮影のためなら、どこにでもピョンとどこかに行ってしまう正治さん

でもすぐに紀江さんに会いたくなって、お土産を買って帰ってきてしまうとか・・・

お土産にと、正治さんが選んだ着物を来て紀江さんが出かけると、

他の人が振り返って紀江さんを見るんだそうです。

それを見ている正治さんが誇らしげだったとか・・・

そしてその最愛の妻が、まだ60歳代半ば(?)で先立ってしまった時は

悲しさのあまり写真が撮れなくなってしまったとか・・・。

本当に紀江さんは正治さんに愛されていたんだと思います。




暮らしの手帳には、正治さんが撮影した紀江さんの写真がたくさん載っていました。

童顔で可愛らしい顔立ち

大人しそうですが、とても意思の強そうな雰囲気があります。

夫婦喧嘩をしたら、最終的にはいつも紀江さんが勝ちそう・・・

私が紀江さんが好きなのは、優しさの中に意思の強さが感じられるからだと思います。

忙しく飛び回る正治さんを支え、子育てに追われながらも

物資が少ない中を自分で工夫して、着物の襟にちょこっとレースを付けてお洒落を楽しんだり、

甘い物が大好きな正治さんのために、

その頃には珍しくフルーツケーキを焼いたりしていたみたいです。

そして忙しい合間に、デミタスカップでちょっとコーヒーを楽しむような

そんなハイカラな女性だったみたいです。




     131016ueda-thumb-650xauto-1358.jpg




美術館で実際に写真を見て、ちょっと驚いたことがあります。

紀江さんの写真の何点かが、私の母の若い頃の写真と似ていたことです。

母はいつも私たち家族のために仕事で忙しくて、

お洒落どころか化粧だってしないし、料理も簡単にできることが最優先で

ケーキ作りなんてとんでもない!という感じでした。

若い頃の私は、母のように働きずくめの生活は嫌だ!と思っていましたが、

今となっては母はとてもすごい人だったんだなあ・・・と尊敬しています。




可愛くて良妻賢母の紀江さん

そしていつも化粧気もなく働き詰めだった母・・・。

二人はまるでタイプは違うけど、それでも私にとってはだぶるものがあります。

きっと紀江さんのように美しかった、若い頃の母に思いを馳せると

何だか切なくなってきます。



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[ 2014/08/16 15:26 ] その他 | TB(0) | CM(0)

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